先日、キーアイの生徒さんである藤田紅良々様が、TOEICの試験にて小6で980点(満点は990点)という好成績を修めたことによりテレビ撮影取材を受けられ、お母様とご本人様から頂いた体験記をHPに掲載いたしました。

そして今回、藤田紅良々様が英検1級の試験を受験し、見事に合格という素晴らしい結果を勝ち取られましたことにより、ご本人様から非常に貴重な英検1級試験に望むにあたり、どのような形で対策を立て取り組んでこられたのかを、具体的且つ解り易く手記という形でご提供いただきました。

一次試験対策は勿論、実践的な練習や対策がより難しい二次試験面接の対策に至るまで、とても為になる有意義なお話しや情報が満載です。

ぜひこの手記が、今から英語や英会話をしたいとお考えの方、また英検試験に今後チャレンジしようとされている方などにとって、一歩でも前進することが出来る大きな手がかりやヒントになれば大変嬉しく思います。

私は小さな頃から絵本やペーパーバックを読むのが3度の飯と同じくらい大好きで、それだけで本当に幸せで人生に満足してしまっているので英語の勉強を全くしてきませんでした。キーアイのスカイプレッスンで先生とお喋りするのも面白くて、私にとっての英語は目と口を動かすだけのものでした。それでも英検の準1級までは直前に過去問を数回するだけで楽勝でクリアして、TOEICも結構いい点をとったりしましたが、英検1級だけは受ける気はしませんでした。

その理由は私が完全に無視してきた「手を使って書く」問題が、英検1級の得点の3分の1を占めていて、「単語を正確に書く練習」は避けて通ることはできないからです。今さらそんなことするのは面倒くさくてそんな時間があれば、もっともっとたくさんの本を読んでいたいと思っていました。母も、「中学校に入ってから授業できちんとスペリングを習って、中学を卒業する頃までに1級が取れればいいよね」と言っていたので、のんびりと考えていました。ところが、小6の秋にTOEICで980点を取ったことが今年の4月~5月に話題になって、ネットの書き込みを見ているとあちこちで私をネタにして「英検1級の問題のレベルはTOEICより難しいからこの子は受からないだろう」「TOEICには英検1級のような面接がないから、海外経験のない純ジャパのこの子はどうせ話すことはできないのだろう」「いや、英検1級合格よりもTOEICでこのような点を取る方が難しい」などなど、英検派とTOEIC派の大人たちが論争していて、私は「子供をネタに大人気ないなぁ・・・」と思いながらもしばらく面白がって見ていましたが(結構腹立つ書き込みもこともありましたが(; ・`д・´))、「ちょっと我慢して書く練習をすれば、本当に受かるんじゃないかな?」という気持ちがふつふつと沸いてきました。
6月の英検の試験日まで1か月ぐらいでしたが、「受かるための勉強をしてみよう!」と私には珍しく心に決めました。でも、たぶん受からないだろうと思っていたので、「二人三脚で英検1級合格!」と本人である私よりも気合を入れて応援してくれいるキーアイのスタッフさんや先生たちにも内緒で受けることにしました。(レッスンで先生たちに聞かれた時、いつも隠したり、知らないふりしてごめんなさい!)

一次試験の対策


問1の語彙問題は、受験者にとって一番難しいと言われています。大学受験にも出てこないような単語だらけらしいですが、実は半分くらいは私の読んできた子供用のペーパーバックにでてきていました。特にイディオムは知っているものが多かったです。(「Warriorsウォリアーズ??」恐るべし・・・(;゚Д゚))でも確実に7割以上正解するためには対策が必要なので、有名な「出る順PASS単」を買って音声を聞きながら2回繰り返しました。全然面白くないしすごく退屈で嫌々やっていましたが、本当に結構ここからたくさん出てましたので、やっててよかった~(´▽`*)

問2、問3の長文問題は過去問を6回分くらい練習しました。トピックによっては子供には難しいものもありますが、そういう時は英文の流れから正解の答えを見つける勘も大事だと思いました。
科学や文化・歴史についての幅広い教養がある人は、内容は推測できるので楽だと思います。
(登場人物が猫だけとかのファンタジー系が好きな私にはキツいものがありましたっ!(*_*;)

問4のエッセイ問題は、私にとっては合否を分けるものと思っていたので、一番時間をかけました。
といっても、怠け者なので全部で7枚くらいしか書きませんでしたが・・・。しかも中学校のALTの先生がなかなかつかまらなくて、そのうち3枚しか添削してもらえず4枚はゴミになってしまいました。スペルが間違いだらけかもと恐れていましたが、調べるのも邪魔くさいのでさっと書いてそのまま出していました(辞書も持ってないし・・・(;´∀`))。でも、スペルミスが思ったより少なくて自分でも驚きでした。手で書く練習をしなくても読書の時に目が覚えていてくれていたのだなぁと、自分の目さん×2に感謝です。また、ファンタジー系の私には社会問題の知識が圧倒的に不足していたので、英作文の対策本(「英検1級英作文問題完全制覇」)を買って、模範解答を沢山読むとともに、エッセイの型にはまるよう、接続詞や決まり文句を覚えて起承転結をはっきり出せるようにしました。(However とか In conclusion とか普段の会話で使わない類のもの)。

問5のリスニング問題は、過去問5回分くらいしました。私の場合、「イギリス人のおばさんの発音がイギリスイギリスしてわざとらしすぎるなあ」とか思って注意がそれてしまったりしたので、普段からアメリカ英語とイギリス英語の両方を聞いて慣れておくといいと思います。
 
*結果* 英検バンドG1+3で合格でした。筆記試験では時間が40分も余って見直しもできたのですがその割には間違いが多くて反省です。リーディングは今回はなんだかいつもより難しく感じました。問2はいつも全問正解できていたのに半分しか取れず、リーディング全体で合格者平均と同じくらい。リスニングは試験の時、スピーカーの調子がおかしくて同じ単語を2回繰り返したりするあり得ないハプニングが何回かありましたが、満点マイナス2点でCSEをうんと稼ぎました。エッセイライティングは私でも75パーセントとれてビックリ!採点も甘いですが、実は前日模範解答を読んでいたのとほぼ同じトピックが出たのです!(「Freedom of speech」について)だから、書く練習も必要だけど、模範解答集を読むこと+運を呼び寄せられるよう普段から善い行いをすることも大事だと思います。英作文は私にとっては一番苦手ですが、きちんと英語を勉強してきた人は簡単に点の取れる一番の得点源になるようなのでここで点数を稼ぐと合格に近づくと思います。 

二次試験面接の対策


5つのトピックから1つを選んで、それについての2分のスピーチとその後の質疑応答というものですが、トピックには、私には見るからにできなさそうな社会問題や時事問題と、誰でも(私でも!)答えられる知識の必要のないタイプのものが含まれています。私は毎回、難しいものは避け今自分が持っている知識の範囲内で答えられるものを選び、すらすらと止まらずにスピーチを続けるような練習をしました。1次試験が通ったのでキーアイの先生たちにも英検を受けたことを白状して、協力してもらいました。ブラッド先生の「英検1級2次試験対策」のレッスンで、難しいトピックに敢えて挑戦して自滅することがあって、「あまり考えすぎずいつもの感じでラフに話したほうが印象がいいよ」とアドバイスを受けました。それからは、英検1級対策のレッスンで頭が疲れてしまったら、いつもの2ポイントの方のレッスンで色んな先生とリラックスして話しまくり、普段の自分の調子を取り戻すようにしました。
質疑応答は、いつものレッスンがディスカッション状態なので自信はかなりありました。だから、トピックについての2分間のスピーチを1次試験のエッセイのように起承転結をはっきりさせて
「自分が取る立場(Yes or No,またはagree or disagree)⇒それをサポートする2つの理由⇒結論」が、はっきり出せるよう、それを流暢に自信を持って話すことのみを心がけました。
ちなみに、2次対策には私がレッスンでよく使う「Breaking News」で見たいろんな記事の内容とそれに関するディスカッションがすごく役に立ったと感じています。試験官とコミュニケーションがスムーズにいくことがすごく大切で、スピーチがちょっと失敗気味でも挽回できますよ(^_-)-☆

*結果*渡されたトピックの中には知識が無くても答えられる系のものが2つもありました!私が選んだトピックは「Do people depend too much on medicine these days?」。 難しいことは何も話さず、「私のおばあちゃんは風邪でもないのに薬を飲みすぎてかえって不健康になっている」とか「抗癌剤を使いすぎて健康を悪化させている患者さんもいるらしい」とか世間話レベルの内容を、スピーチの決まり文句に挟んで2人の面接官(日本人とインド系?の人)の目をしっかり交互に見ながら大きな声で話して、36/40点取れました(*^^)v。"short speech"は案の定10点中の8点とシビアにつけられましたが、"interaction"は10点で満点、いまだに「??英文法って何??」の私が"grammar and vocabulary"は9点、"pronunciation"はフィリピンの先生としか話してきていませんが9点でした。でも9割とれてもCSEスコアや英検バンドははぜ~んぜん出ませんよ!CSE700点には遠く及ばずって・・・満点とらないと意味がない感じで、あとは6割~7割でぎりぎり受かっても9割で受かってもCSEも英検バンドもほとんど変わらないようなので、「やった~!?」ていう達成感が感じられません。カードの難易度や審査員のコメントなどでスコアや合否が左右されるという噂もあって何だかアバウトな世界です。また、面接官との相性は絶対点数に影響すると思いますね~。2次試験はいろいろ恐ろしい話をネットで読んで不安でしたが、結局普段のキーアイのレッスンで普通に先生と話せていたら何にも怖いことはなかったのだなあと、緊張して損をしました。(*´з`)

最後に

思いがけず勢いで受けてしまった英検1級でしたが、「恐るるに足らず」でした。
ずっとファンタジー系の子供用のペーパーバックばかり読んでいて知識のない私でも英検1級合格できました!スカイプも喋りっぱなしで「辞書と鉛筆を手にしたことがなかった」私でも、1級に受かる英語力の土台はしっかり築けていました!これで英検卒業です。もう一生英語の試験受けなくていいかもと思うとほっとします(´▽`)。と思ったら、学校の定期テストというものがありました。これはこれで私にとっては曲者でなかなか100点取れないのです。(-_-;) 性格が雑なので一生100点は無理かも・・・。
最後になりますが、4月からキーアイさんと二人三脚で色んな体験をしてきて英検1級も運よく合格でき、こんな長い体験談も書かせてもらえてすごく楽しかったです。今後の人生で私が表舞台に出ることはもうないでしょうが、これからも「趣味であり娯楽である」英語を楽しむとともに、学校で習う受験英語にも真面目に取り組んで英語の世界を広げてゆきたいです。皆さんも一緒に英語を楽しみながら続けていきましょう!!!
では、さようなら~ ('ω')ノ          By Clara