会話は何とか成り立っていましたが、表現を聞いているとかなりブロークンで、単語の羅列をしている、決まったフレーズしか使わない、質問には単語で答える。ということから抜け切れないでいました。弱い部分を伸ばそうと選んだリーディング部分の多い教材は、本人にとってはつらいものになって嫌がりました。そのような中で、SMLEのレッスンは、楽しいからまたやりたいというものでした。少し頑張ればできないことではない、程良いトレーニングになっています。最初にすんなりと言えなかった文章が、次にテンポよく言えると「やった」と小さな達成感のようなものを感じるようです。
基本は文字を介さずにイラストやリアルな状況でのQ&Aです。聞いて真似することができる子なら挑戦できます。親から見て、単純な文章の繰り返しは退屈なのではないか と思ったこともありましたが、ちょっと難しいことへの挑戦(発音だったり、リズムだったり、スピードだったり)は、心地よく楽しいようです。先生の質問には、質問で使われた語彙を使ってフルセンテンスで答える。そして同じ質問を相手に返す。子どもだからかもしれませんが、文法的な説明は詳しくせず、真似することで正しい文型をインプットしています。その文を一定のスピードでかまずに言えるまで繰り返す。英語を話す筋トレになってるようです。
日常生活でまとまった英語を話すことはなかなかないので、そのような機会が持てるSMLEを受ける価値はあると思います。先生も何度もおっしゃってたのは、ポイントを文字で確認するということ。you are をyou’re などと文字と音で違いを確認してから口語的な言い方をするように促すので、言い間違えがなくなりました。