今回は助動詞について学んでいきます。
助動詞って何??
そもそも「助動詞」とはなんでしょうか?
助動詞とは、その名の通り「動詞を助けるもの」です。
例えば、「run」という動詞について見ていきましょう。
「run」だけだと「走る」という意味にしかなりません。
しかし、助動詞「can」をつけると「can run」となり、「走ることができる」という意味にすることができます。
また、「must run」で「走らなければならない」とすることもできます。
助動詞を動詞の前に置くことにより、このように動詞に意味を付け加えることができます。
今回は助動詞の過去形について見ていきます。
助動詞の過去形について
助動詞の過去形ですが、これは注意が必要です。
「助動詞の過去形」と言いながら、実は過去形の意味はほとんど持たないからです。
また、元の助動詞とは全く違う意味を持つこともあるので注意が必要です。
could
「could」は「can」の過去形です。
「can」は「〜できる」という意味なのに対し、「could」は「〜できるかもしれない」と、可能性が低めのときに使います。
また、「Could you 〜?」というように、相手にお願いをするときにも使うことができます。
・「〜することができた」
couldはcanの過去形でもあるので、単純に「〜することができた」という過去の意味もあります。
その入試に合格することができた。
・「〜かもしれない」
couldは助動詞の中でも最も可能性が低いことを表すと言っても過言ではありません。
それはもしかしたら間違っているかもしれない。
また、「could not」と否定形にすることで「〜するはずがない」という意味にもなります。
間違っているはずがない。
・「〜していただけませんか?」
「Can you〜?」は「〜してくれない」という意味がありますが、少しカジュアルな表現です。
「〜していただけませんか?」とかしこまった言い方をしたいときは、「Could you〜?」を使いましょう。
駅までの道を教えていただけませんか?
would
「would」は「will」の過去形です。
「will」は「〜だろう」という意味なのに対し、「would」は「〜だろう」という意味で使うことはほとんどありません。
・「〜していただけませんか?」
「Will you 〜?」は「〜してくれない?」というカジュアルなニュアンスなのに対して、「Would you 〜?」は「〜していただけませんか?」と丁寧な表現になります。
手伝ってくれない?
手伝っていただけますか?
・「〜したいです」
「〜したい」と英語で表すときには「I want to 〜」を使うイメージがあります。
しかし、「I want to 〜」は幼稚なイメージがとても強いです。
「〜させていただきたいです」というニュアンスを出したいときには「I would like to 〜」を使いましょう。
こちらをいただきたいです。
might
「might」は「may」の過去形です。
・「〜かもしれない」
「may」も「might」も「〜かもしれない」という意味がありますが、mayよりmightの方が可能性が低いです。
「might」は「may」の過去形ですが、過去を表すわけではないので注意しておきましょう。
間違っているかもしれない。
should
「should」は「shall」の過去形です。
このshouldもたくさんの意味がある助動詞なのでしっかりと学んでおきましょう。
・「〜すべきだ」
「〜すべきだ」という表現は英語にいくつかありますが、shouldはその中でも強制力が弱いです。
ニュアンスとしては「〜したほうがいいんじゃない?」といった感覚です。
君は行くべきだよ。
・「〜はずだ」
shouldは「〜はずだ」という意味でも使うことができます。
ニュアンスとしては「多分〜だろう」といった感覚です。
それは本当のはずだ。
以上、助動詞の過去形のご紹介でした!