皆さん、中学校や高校のときに習った「現在完了形」、覚えていますか?

「なんとなく意味はわかるけど、使い方がわからない…」

「いろんな意味があったのは覚えてるけど、意味は覚えてない…」

という方も多いのではないでしょうか?

今回は英語の完了形について学んでいきましょう!

 

現在完了形

現在完了形とは「現在」を基準にして、それまでに起こったことを表すときに使います。

現在完了形には主に3つの意味があります。

完了「〜した」

I have already finished my homework.

宿題を終えました。

 

経験「〜したことがある」

I have been to Chine three times.

中国に3回行ったことがあります。

 

継続「〜している」

I have lived in London since 2000.

2000年からロンドンに住んでいます。

 

否定形

現在完了形の否定の形は次のようになります。

「主語 + have not + 過去分詞 + 〜」

「have not」は短縮して「haven’t」にすることができます。

 

I have not met him.

私は彼にあったことがありません。

 

現在完了形の否定は have の後ろに not を置きます。

「have not」は短縮して「haven’t」にすることもできます。

 

疑問形

現在完了形の疑問の形は次のようになります。

「Have + 主語 + 過去分詞 + 〜 ?」

 

Have you ever met her ?

今まで彼女にあったことはありますか?

 

「ever」は「今まで」という意味があり、現在完了形の疑問文と一緒に使われることが多いです。

 

過去完了形

過去完了形とは「過去」を基準にして、それまでに起こったことを表すときに使います。

 

完了「〜した」

I had already had a dinner when you got home.

君が帰ってきたときには、僕はすでに夕食を済ませてしまっていた。

 

これは「君が帰ってきたとき」という「過去」を基準にして、それまでに「僕が夕食を済ませていた」ことを表しています。

このように「過去」を基準にするときは過去完了形を使います。

 

経験「〜したことがあった」

I had visited America twice before I was 20 years old.
20歳になるまでに、2回アメリカを訪れたことがあった。

 

これは「20歳になった」という「過去」を基準にして、それまでに「アメリカを2回訪れたことがある」という経験を表しています。

 

継続「〜していた」

I had lived in Japan for two years.
私は2年間、日本に住んでいました。

 

これはある「過去」を基準にして、それまで「2年間日本に住んでいた」ことを表しています。

 

否定形

過去完了形の否定の形は次のようになります。

「主語 + had not + 過去分詞 + 〜」

 

He had not met her until he was 20 years old.

彼は20歳になるまで、彼女にあったことがなかった。

 

「have not」と同じように、「had not」も「hadn’t」と短縮することができます。

 

疑問形

過去完了形の疑問の形は次のようになります。

「Had + 主語 + 過去分詞 + 〜 ?」

 

Had he left before you got there ?

あなたが到着する前に彼は行ってしまっていましたか?

 

未来完了形

未来完了形とは「未来」を基準にして、それまでに起こるであろうことを表すときに使います。

完了「〜しているだろう」

I will have finished my homework by this weekend.

週末までには宿題を終えているだろう。

 

これは「週末」という「未来」を基準にして、それまでに「宿題を終えている」ことを表しています。

 

経験「〜したことになるだろう」

If I visit Australia again, I will have been there three times.

もしオーストラリアにもう一度行ったら、4回行ったことになる。

 

これは「もしもう一度オーストラリアに行ったら」という「未来」を基準にして、「4回行ったことになる」ということを表しています。

 

継続「〜しているだろう」

He will have lived in Tokyo until next month.

彼は来月まで東京に住んでいるだろう。

 

これは「来月」という「未来」を基準にして、それまで「東京に住んでいる」という継続を表しています。

 

否定形

未来完了形の否定形は次のような形になります。

「主語 + will not + have + 過去分詞 + 〜」

「will not」は短縮して「won’t」にすることができます。

 

He will not have finished his tasks by the due.

彼は締め切りまでに仕事を終えることができないだろう。

 

疑問形

未来完了形の疑問形は次のような形になります。

「Will + 主語 + have + 過去分詞 + 〜 ?」

 

Will you have finished this homework by next month ?

あなたは来月までにこの宿題を終えているでしょうか?

 

以上、3種類の完了形について見ていきました。

 

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