皆さんは「士業」という言葉をご存知ですか?

士業とは専門資格を持った職業のことをいい、弁護士や司法書士、税理士などを指します。

今回は士業にまつわる英語、日本と海外の士業の違いなどを学んでいきます!

 

実は士業に対応する英単語はなく、弁護士や司法書士などのそれぞれの職業名の前に「Certified」や「Qualified」を付けて表現することが多いです。

「Certified」や「Qualified」は、それぞれ「Certify」と「Qualify」の過去分詞形で「認定された」や「資格のある」という意味があります。

弁護士や税理士など、それぞれの士業は次のようなものがあります。

 

弁護士:lawyer

法律は英語で「law」、「yer」を後ろにつけると「〜する人」という意味になります。

そのため、「lawyer」は「法律を扱う人」=「弁護士」となります。

ちなみに、英語で「弁護する」は「plead」と言います。

 

司法書士:judicial scrivener

「scrivener」には「書士、代書人」、「judicial」は「judge(ジャッジ)」の形容詞で、「司法の、裁判の」という意味があります。

そのため、「judicial scrivener」は「司法に関する書士」となります。

 

「administrative」は「行政の」という意味の形容詞で、名詞形は「administration」で「行政」となります。

「administrative scrivener」で「行政に関する書士」という意味です。

この「administer」という英単語ですが、「大臣」は英語で「minister」と言いいます。

ministerに「小さいもの」という意味の「mini-」が付いているのは、小さいもの=しもべ、大臣は国のしもべという成り立ちがあるからです。

 

土地家屋調査士:land and house investigator

土地家屋調査士とは、土地や建物などの調査を行い、不動産の表示に関する登記の専門家のことです。

不動産の登記には「表示に関する登記」と「権利に関する登記」があります。

「表示に関する登記」とは土地や建物の場所や面積などの物理的な状態を、「権利に関する登記」とは所有権などの権利関係に関することを取り扱います。

この「表示に関する登記」と担当するのが、土地家屋調査士となります。

「investigate」は「調査する」という意味の動詞で、それに「or」がついて「調査する人」になります。

 

弁理士:patent attorney

弁理士とは、主に特許庁に対する特許や商標などの申請や出願を代理してくれるお仕事です。

「patent」は「特許」、「attorney」は「代理人」という意味があります。

ちなみに、「特許をとる」は英語で「take a patent」と言います。

takeはとてもよく使われる、便利な動詞です!

 

海事代理士:maritime procedure agent

海事代理士は行政機関への船の登録や検査の申請、船員に関する労務などを代理します。

「maritime」は珍しい単語ですが、「海に関する、海事の」という意味があります。

「procedure」は「手順、手続き」という意味があるので、maritime procedure agentを直訳すると、「海に関する手続きを代理する人」となります。

 

税理士:tax accountant

「accountant」は「会計士」という意味で、「tax account」は「税に関する会計士」となります。

海外では税理士という職は珍しく、税理業務は公認会計士が行うことが多いようです。

 

社会保険労務士:labor and social security attorney

社会保険労務士は「社労士」と略されることが多く、労働や社会保障、年金などに関する業務を行なっています。

「labor」は「労働、労務」、「social security」は「社会保障」という意味があります。

そのため、「labor and social security attorney」は直訳すると「労働や社会保障に関する代理人」となります。

 

以上、士業についてでした!

 

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