「なまり」はたくさんある!?

海外では、お国によってそれぞれの英語の訛りがあることを知っていますか?有名なのはイギリス英語とアメリカ英語の違いなどですが、他の国々でも訛りはあるようです。

今回は、お国によって異なる、様々な訛りを見てみたいと思います。

 

1、イギリス

日本でもアメリカ英語と並んで教わることの多いイギリス英語は、アメリカ英語よりエレガントな発音をすることが多いです。
有名なものだと、「can」を「キャン( k`æn)」ではなく「カン( k(ə)n)」と発音する
というものがあります。細やかな発音が異なったりするんですね。またいくつかの単語の意味合いが、少しづつ異なったしています。

興味深いものは、前置詞の違いです。イギリスで「週末に」と言うときには

「at the weekend」

と、「at」を使って会話を行います。

でも、だからと言って気にすることはありません。
イギリスではアメリカ英語も十分に通じますから、そうした違いがある、ということを頭に入れておくだけで十分に通用するかと思います。

 

2、アメリカ英語

東西南北に大きく広がるアメリカは、最近まで北部と南部で強烈な発音の差がありました。
しかし今日では情報化などにより、徐々に一つの話し方にまとまりつつあるようです。
日本で最も多く習うこととなる英語なので、日本人にとって非常に親しみやすいものとなっています。

その特徴の一つは、「R」の発音にあります。アメリカ英語では「R」の発音を舌を巻くように話します。これはイギリス英語にはない特徴です。例えば

Barをアメリカでは「バー+R( bάɚ)」
イギリスは単純に「バー(bάː)」と発音します。

この発音、日本人には非常に苦労するものとなっています。舌を巻いて音を出すということ自体が日本語に存在しないからですね。
稀にイギリス英語のほうが日本人にとって学びやすい、という方がいますが、それはこの部分などを根拠にしています。

また、イギリスが単語の発音をあくまで単語の読み通りにこだわるのに対して、アメリカでは「tt」などの子音字が連続している箇所を一字分の発音に省略するなどの特徴もあります。

 

3、インド

ビジネスでこれから重要視されてくる国、インド。この国で話される英語は、非常に面白い特徴があります。

まず、徹底的に発音は単語通りなされます。
例えば「talk」の過去形である「talked」は、通常トーク、とは発音せず無音のTで発音するのが通常我々が知っている英語です。

ところが、インドではそのままトークドと発音します。

これは様々な個所に影響し、名刺の複数形に使われる「s」も、稀に「z」の発音をする場合がありますがインドの場合は「s」でそのまま発音します。

また、清音が濁音として発音される場合もあります。
「w」「f」などの済んだ発音でされるものが「b」「v」となるなど、注意が必要です。

 

4、シンガポール

シンガポールの英語は、かなり独特なものです。その英語は独自に進化し、アメリカ、イギリスでは見られない特徴を持ちます。

まず、語尾に「lah」をつけることがあります。
この言葉自体は大した意味を持っていないのですが、ポップな意味合いを持たせるときに使います。例えば、

OK, lah = 大丈夫だよ!

といった具合です。

さらに、強調したいときに同じ言葉を繰り返すということがあります。
これはアメリカ、イギリスでは絶対に使うことのない言い回しですね。

Can,Can!! = できますよ!

といった感じです。他にもシンガポールではかなり独特な言い回しをすることがありますので、海外旅行の際には調べておいたほうがいいと思います。

 

いかがでしたでしょうか。一口に英語といっても、様々な訛りや国ごとの独特な言い回しがあります。
ここで紹介した以外の国にも、その国ならではの言葉や言い回しがありますから、
旅行やビジネスの前に、それぞれの特徴を押さえておくと戸惑わずに済みますね!

 

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