現在、日本には264万人の外国人が住んでいると言われています。(平成30年6月末・法務局調べ)
また、年間では3000万人を超える人が海外から日本を訪れています。(日本政府観光局2018年調べ)
皆さんの中にも、日々働いている中で海外のお客さんと接する機会が増えた、という方もいるかもしれません。
このシリーズでは、海外のお客さんと英語でコミュニケーションするときに使えるフレーズをご紹介します!
今回は「コンビニ編」です。
いらっしゃいませ
お客さんがお店の中に入ってきたら挨拶をします。
学校では、「いらっしゃいませ」は英語で「May I help you ?」と習います。
しかし、「May I help you ?」は「何かお手伝いしましょうか?」というニュアンスがあり、コンビニでの挨拶には少し重すぎます。
ここではシンプルに次のように言いましょう。
次のお客さんを案内する
列に並んでいる次のお客さんを誘導する時は次のように言うことができます。
商品を温める
次は海外のお客さんとのレジでの会話です。
レジではお会計をする前に、商品を温めることがありますよね。
また、お客さんの要望に応じて温めるかどうか判断します。
「Would you like 〜 ?」は「〜したいですか?」という意味でよく使われるフレーズです。
「Would you like me to 〜 ?」で「私に〜してほしいですか?」という意味になります。
そのため、「Would you like me to heat this up?」は直訳すると、「私にこれを温めてほしいですか?」という意味です。
お箸やスプーンをつける
お客さんがお弁当などの食べ物を買った場合には、お箸やスプーンをつけます。
お弁当など、たくさん購入した場合にはお箸やスプーンは何本必要か聞きましょう。
「お箸」は英語で「chopsticks」と言います。
「メガネ」の「glasses」や「靴」の「shoes」と同じように、2本で1組なので「chopsticks」と複数形になります。
「How many 〇〇 do you 〜 ?」は「いくつの〇〇を〜しますか?」という意味です。
ここでは、〇〇が「chopsticks」、〜が「need」なので直訳すると、
「いくつのお箸を必要としますか?」となります。
年齢確認をする
日本では20歳未満はお酒やタバコが禁止されています。
ヨーロッパの国々では18歳以上、韓国では19歳以上であれば飲酒や喫煙が可能です。
日本では20歳未満は飲酒と喫煙が禁止されていることを知らないお客さんもいるかもしれません。
そのため、海外のお客さんにも年齢確認をしっかりと行いましょう。
最近はレジの画面に英語付きのボタンが表示されます。
お会計
お会計のときは喋ることがたくさんありますね。
まずは、合計金額をお客さんに伝えましょう。
〇〇の部分には英語で数字が入ります。
「100」は「hundred」、「1,000」は「thousand」、「10,000」は「ten thousand」になります。
次は、お客さんがお支払いする際には「〇〇円、お預かりします」と言います。
「You gave me 〇〇 yen.」は直訳すると、「あなたは〇〇円私に与えました」となります。
もし、ちょうどお預かりした場合は、
と言うこともできます。
「exact」は「正確な」、「amount」は「額」という意味があります。
お釣りを渡すときには、
と言います。
「change」は「お釣り」という意味もあります。
レジ袋について
もし購入する商品が、ドリンク1本だけなど少ない場合にはレジ袋が必要かどうか尋ねましょう。
「Would you like 〜 ?」は「〜はいかがですか?」という意味のフレーズです。
よく使うフレーズなので覚えておきましょう。
熱いものと冷たいものが一緒の場合はレジ袋を2つに分けるかどうかも尋ねましょう。
その他
両替をお願いされたとき、お断りする場合は次のように言いましょう。
また、トイレを聞かれた場合は次のように言いましょう。
コンビニのトイレなど、公共のトイレは「restroom」と言います。
自宅のトイレは「bathroom」で、「toilet」は「便器」という意味があります。
トイレを借りてもいいですか?
– もちろん、どうぞ。
トイレはどこですか?
– まっすぐ行って、左に曲がったところです。
以上、コンビニで使える英語フレーズをご紹介しました!