皆さんは、「AKIRA」というマンガをご存知ですか?

このマンガは大友克洋さんによって描かれたマンガで、1988年に映画が公開されたことで国内だけでなく海外で爆発的な大ヒットとなりました。

そんな「AKIRA」の物語の舞台「ネオ東京」は2019年の東京をモチーフに描かれています。

そこで、今回はAKIRAの名言を英語で学んでいきます!

 

簡単なあらすじ

「新型爆弾」が爆発し、東京が崩壊。これを皮切りに第3次世界大戦が勃発し、世界は荒れ果てていきます。

その後東京湾上に再建された新しい首都「ネオ東京」。

この地を舞台に主人公・金田正太郎率いる暴走族がもがきながらも未来を探すSFアクションです。

ある日、少年たちが「ネオ東京」の郊外にあるハイウェイで疾走していると、爆心地の近くに白髪の子供が現れます。

先頭を走っていたもう1人の主人公・島鉄雄がその子を跳ねてしまいます。

実はその子供は軍の超能力機関から反政府ゲリラによって連れ出された超能力者でした。

その日を境に、鉄男は超能力に目覚め、おとなしい性格だった彼は次第に乱暴になり、金田たちに反発するようになります。

そんな鉄雄を金田がなんとか救い出そうとする爽快かつ切なさ溢れる作品です。

 

「AKIRA」の名言集

 

ピーキーすぎてお前にゃ無理だよ

主人公・金田正太郎が放ったセリフ。

「ピーキー」とはバイクの性能を説明するときなどによく使われる言葉で、操作が難しいことをいいます。

つまり、金田は「俺だけが操れる過激なバイクなんだぜ!」と言いたいのです。

このセリフを英語でいうと、次のようになります。

 

It’s too difficult / hard for you to handle this bike.

このバイクは難しすぎてあなたは操縦することはできません。

 

「too 形容詞 for 人 to do」は「〜には…すぎて〜できない」という意味になります。

例えば、「この仕事は難しすぎて私にはできません。」と言いたいときには、次のようになります。

 

It’s too difficult / hard for me to do this work.

この仕事をやるのは難しすぎて僕にはできません。

 

アキラはまだ俺たちの中に生きてるぞ!

鉄雄とアキラがいなくなった後に、金田が国連監視団に向けて放った一言。

いなくなった仲間がまだ自分たちの心の中に生きている、金田の仲間思いな部分がにじみ出るセリフの一つです。

このセリフを英語で言うと、次のようになります。

 

Akira is still living in our hearts.

アキラはまだ俺たちの心の中に生きている。

 

「still」は「まだ〜」という意味です。

「〜の中に生きている」は「live in」で表現することができます。

 

鉄男は俺たちの仲間だ。ヤツを始末するのは俺たちだ!

鉄雄を連れ去ろうとする黒服の男に対して金田が放った一言。

このセリフは英語で次のように言うことができます。

 

Tetsuo is one of us. It’s us that get rid of him.

鉄男は俺たちの仲間だ。彼を始末するのは俺たちだ。

 

仲間は「friend」と表現することもできますが、少し軽い感じがします。

また、鉄雄は金田が率いる暴走族の一員なので、「one of us」と表現してあげたほうが一体感が出ます。

「get rid of A」は「Aを取り除く、Aを始末する」という意味の表現です。

 

未来は一方向に進んでいるわけではないわ。
予知能力をもつ登場人物・キヨコの名言。
彼女は身体的にはひどく弱っており、寝たきりで自力で動くことはほとんどできないが、超能力で自分のベッドや自分自身を浮かせることができます。
ネオ東京の崩壊も予知しました。
このセリフは英語で次のように言うことができます。

 

The future doesn’t always / necessarily goes in one direction.

未来は必ずしも一方向に進んでいるとは限りません。

 

「not always / necessarily 〜」で「必ずしも〜とは限らない」と言う意味になります。

これを英文法的には「部分否定」と言います。

「always not 〜」は「いつも/必ず〜しない」という意味になります。

これを英文法的には「全否定」と言います。

 

私の役目は信じるかどうかではない、行うかどうかだ。

軍の責任者である「大佐」の有名なセリフ。

この「大佐」という登場人物は軍やゲリラの混乱を鎮め、厳しい口調ですが人望が厚いキャラクターです。

このセリフは英語で次のように表現することができます。

 

My role is not whether I believe but whether I do.

私の役割は信じるかどうかではなく、行うかどうかです。

 

「not A but B」で「Aではなく、Bである」という意味の表現にすることができます。

また、「whether S V」で「SがVするかどうか」という意味になります。「whether S V or not」とすると、「SがVするか否か」という意味にすることもできます。

 

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